【2023年度】知らなきゃまずい!太陽光発電システムの寿命とは?
【2023年度】太陽光発電システムの寿命について分かりやすく解説します!
石川県、福井県の太陽光・蓄電池のことならヤマキシにお任せ!
「太陽光発電、気にはなっているけれど寿命はどれくらいなのだろう?」
「購入費用と比較したときに、壊れる前に元を取れるのかな?」
そろそろ我が家にも!と考えたときにやはり気になるのは寿命です。
価格が下がってきたとはいえ、何度も買い替えるわけにはいきません。
太陽光発電システムを構成する機器類の寿命は、果たしてどれくらいなのでしょうか。
太陽光発電の寿命はどれくらい?
国税局が定める太陽光発電システムの法定耐用年数は17年となっています。
国税局の法定耐用年数とは、通常の用途で対象資産を使用し続けることができると国が判断し、定めた期間のことです。そのため太陽光発電の法定耐用年数は、太陽光発電設備が通常的に問題なく使用できる期間のことを指しています。
法定耐用年数=寿命と思っているお客様もいらっしゃいますが、実際には異なります!
では、実際に使用した場合の寿命はどのくらいなのでしょうか。システムの大部分を占めている太陽光パネルとパワーコンディショナーについてそれぞれ解説していきます。
太陽光パネルの寿命
結論から申し上げますと、法定耐用年数の17年を超えても問題なく使用できるケースがほとんどです。
太陽光パネル自体に可動部分がないために故障が少ないことが理由とされています。
ちなみに、日本で初めて住居用太陽光発電を導入した「桑野太陽発電所」では、1992年の設置から現在まで一度も故障していないのです。
各メーカーによる期待寿命は20年~30年とされていますが、桑野太陽光発電所が現在31年目で問題なく稼働していることを考えると、その可能性は十分にあると言っても過言ではありません。
パワーコンディショナーの寿命
パワーコンディショナーとは、太陽光パネルで発電した直流電力を家庭用の交流電力に変換する機械のことを指します。
可動部分が多いため、その寿命は家電と同様に10年~15年ほどと言われています。
一般的にはパワーコンディショナーの経年劣化は避けがたく、設置後10年程度でコンデンサーや半導体が劣化してしまう可能性があるとされています。
パワーコンディショナーを交換しないまま使用し続けていると徐々に電力の変換効率が悪くなり、得られる電気量が少なくなったり、売電収入が減ったりしてしまいます。
こういった事態を避けるためにも定期的に業者に点検を依頼することをおすすめいたします。
各メーカーの保証期間
ここまで、太陽光パネルとパワーコンディショナーの寿命についてご紹介してきました。
これから太陽光発電を設置しようとしている方は、寿命より早く故障したらどうしようかと不安になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、それほど心配する必要はありません。というのも、太陽光発電メーカーは、各社ともに太陽光パネルや周辺機器に対する保証を設けているためです。
ここでは、主要な太陽光発電メーカー各社の保証年数や対応内容について比較していきます。
パナソニック
太陽光パネルの出力を保証する出力保証が25年
パワーコンディショナーなど周辺機器を保証するシステム保証が15年
※出力保証に関する条件は、公称最大出力90%に対し10年で81%未満、25年で72%未満となった場合となっています。
シャープ
太陽光パネルの出力を保証する出力保証が10年
パワーコンディショナーなど周辺機器を保証するシステム保証が10年
※出力保証に関する条件は、公称最大出力90%に対し、1年~10年目で90%未満となった場合となっています。
※「BLACK SOLAR」の場合、出力保証20年&システム保証15年です。
※シャープでは、無料保証の他に保証期間が伸びる「有料延長保証」も販売しており、出力保証15年&システム保証15年と無料保証から5年間ずつ保証期間を伸ばすことが可能です。
長州産業
太陽光パネルの出力を保証する出力保証が25年
パワーコンディショナーなど周辺機器を保証するシステム保証が15年
雨漏り等の施工保証10年
※出力保証に関する条件は、連係から10年間は公称最大出力に対して81%未満である場合、11~25年目は公称最大出力に対して72%未満である場合となっています。
上記のようにメーカーが保証を設けているので、万が一の場合は無料で修理・交換が可能です。
長州産業の保証内容は全メーカーの中でもトップクラスで、不安要素をなるべく取り除きたいと考えるお客様には適したメーカーになるでしょう。
ところで、各メーカーごとの特徴はご存知でしょうか?
先週のブログをまだお読みでない方は、上記リンクよりご覧ください!
太陽光発電の発電量低下について
調達価格等検討委員会(毎年の売電価格を決める国の委員会)に、太陽光発電協会が提出した資料には、多数の国内メーカーの実例として、発電量低下率は年0.27%であるという数値が示されています。
例えば20年後の出力がどうなっているかを計算する場合
100% ×(1-0.0027)^20=94.736%
と分かります。
毎年0.27%ずつ発電量が低下していったとしても、20年後でも94%の発電量を確保できるということです。
また、表面に積もった汚れで発電量が落ちるケースもあります。太陽光パネルは外に設置するため、パネルには砂やほこりが付いたり、鳥のフンや落ち葉が蓄積したりします。汚れをそのままにしていると太陽光を吸収できず、発電量が下がってしまうのです。
ただ、あまり心配する必要はありません。
というのも、日本の気候上、雨や風がそういった汚れを落としてくれるという側面があるためです。
また、傾斜をつけて設置することがほとんどなので自然に流れ落ちることが想定されます。
とは言っても定期的にメンテナンスをするに越したことはございませんので、その点だけお忘れなく!
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来週の告知
今週は太陽光発電システムの寿命ついて解説しましたが、来週は売電価格の推移と今後の予測について解説いたします。
お楽しみに!
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